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  • インドネシアにおけるバイオ成型炭事業 合弁会社設立

    2024.08.22

    当社は、2024年8月15日付にて、インドネシア共和国(以下「インドネシア」)のパーム油生産会社である PT. Triputra Agro Persada Tbk(以下「トリプトラ」)と共同して、バイオ成型炭(※)の生産・販売を目的とした合弁会社「PT. ATP Bio Indonesia」を、インドネシアにて新規設立いたしました。

    ※バイオ成型炭…食品廃棄物であるヤシ殻を原料とした固形燃料で、石炭由来燃料の代替品として、鋳鉄鋳物を製造するための溶解設備に使用


    ■合弁会社の概要
     会 社 名:PT. ATP Bio Indonesia
     代 表 者:桑原 幹雄
     事業内容:バイオ燃料「バイオ成型炭」の製造
     資 本 金:100,000,000,000 ルピア(約 10 億円)
     出 資 者:アイシン高丘株式会社 / 51%
           PT. Triputra Agro Persada Tbk / 49%
     設 立 日:2024年8月15日


    ■合弁会社設立の目的
    本合弁会社は、鋳造業界が抱える課題である石炭コークス(※1)使用する溶解工程であるキュポラ溶解(※2)における CO2 排出量の低減に向け、石炭コークスの代替材としてのバイオ燃料「バイオ成型炭」の生産をインドネシアで行い、社会全体の課題であるカーボンニュートラルの実現や廃棄物の低減に貢献していきます。

    現時点で石炭コークスを 100%バイオ成型炭に置換可能という実証評価は完了しており、 2025 年夏頃、石炭コークスと同等の水準を実現したバイオ燃料として、合弁会社での生産を開始し、世界中の鋳造企業への展開をめざしています。

    ※1 石炭コークス…石炭を乾留(蒸し焼き)して炭素部分だけを残した燃料
    ※2 キュポラ…鋳鉄鋳物を製造するための直立する鋳鉄溶解炉
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